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2024.05.14

「モノマテリアル化を可能とするPPS GF40%新グレード ~耐衝撃改質剤を使わずにヒートショック対策が可能に~」をWEBサイトに公開

ポリプラスチックス

ポリプラスチックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:宮本 仰、以下、ポリプラスチックス)は、「モノマテリアル化を可能とするPPS GF40%新グレード~耐衝撃改質剤を使わずにヒートショック対策が可能に~」を自社サイトに公開しました。

 

 

▼ポリプラスチックス株式会社公式サイト
https://www.polyplastics-global.com/jp/

▼モノマテリアル化を可能とするPPS GF40%新グレード~耐衝撃改質剤を使わずにヒートショック対策が可能に~
https://www.polyplastics-global.com/jp/approach/27.html

 

■モノマテリアル化と耐ヒートショック性を両立する新グレード DURAFIDE PPS 1140HS6

PPSはガラス繊維等の無機強化材や各種添加材との親和性が良好なため、各用途に応じて様々な成分を含む多くのグレードが市場で使用されています。一方、地球環境問題の観点から樹脂材料のリサイクルが喫緊の課題となっており、そのための一つのソリューションとして適用材料のモノマテリアル化※1を進める動きが既に始まっています。

今回開発した新グレードは、PPS標準のGF40%材料でありながら耐ヒートショック性に優れ、PCR(Post-consumer recycle)時にその他多くのPPS部品と分別することなく、回収可能です。

当社Webサイトでは耐ヒートショック性試験結果をグラフで詳しくご紹介しています。

 

1 一般的には製品を構成する材料が単一であることを指していますが、当社はモノマテリアル化の目的のひとつに“リサイクル回収性を考慮し、単一樹脂・あるいは汎用的な組成を有するグレードを広く使用することで、分別回収性を向上させる”ことも含むと考えています。PPSの場合、PPS GF40%が射出成形用途で広く採用されているため、本稿ではGF40%かつ耐衝撃改質剤を使用しない本材料は、一般的なPPS GF40%と同等組成であり、モノマテリアルに含まれると定義しています。

 

■今後の展開

今回開発したDURAFIDE 1140HS6は、xEV周辺部品のみならず金属インサート部品の絶縁材料全般において、性能および環境の観点から好適な次世代PPS樹脂となることが期待されます。

当社では、本材料に留まらず今後も環境ニーズにマッチした高機能材料の開発を目指します。

 

*DURAFIDEはポリプラスチックス株式会社が日本その他の国で保有している商標です。

 

■本記事に関連するSDGs目標