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新しい樹脂化領域を拡げる
長繊維強化熱可塑性樹脂
プラストロン® LFTは、ペレット中に連続した強化繊維(ガラス繊維やカーボン繊維)が同じ長さで同一方向に複合された樹脂です。従来の繊維強化樹脂ではできなかった剛性と高い衝撃強度を兼ね備えた素材で、金属やFRP※の熱可塑性樹脂化の領域を拡げます。また、様々な樹脂マトリックスに各種長繊維を組み合わせた熱可塑性樹脂であり、用途に応じた最適なグレード選定が可能です。
工業用ポンプのハウジング、土木配管の継手部品などの工業製品から自動車やバイクの各種機能部品・構造部材に至る幅広い用途における軽量化に貢献しています。
※FRP:Fiber Reinforced Plastics
主な特長
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高衝撃性
短繊維強化樹脂の3~5倍の
衝撃強度 -
高剛性
高い繊維配合量
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優れたクリープ特性
特に高温でのクリープ特性に
優れる -
幅広い使用温度領域
高温での弾性保持率が高く、
低温での衝撃保持率に優れる
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寸法安定性
反り、ヒケが小さい。
線膨張係数が小さい -
摺動・磨耗
外観が良好。
繊維の破断面が少なく磨耗量が小さい
1. 高い衝撃強度
プラストロン® は衝撃を受けた場合でも成形品中の長い繊維の絡み合いにより、高い衝撃強度を発現します。
また、繊維含有量に伴って衝撃強度が向上します。
2. 高い剛性
ガラス繊維ならば多くの樹脂ベースで60wt%、カーボン繊維では40wt%の充填が可能であり、従来の繊維強化樹脂では望めなかった、より高い剛性での設計が可能です。
3. 長期特性
耐クリープ特性など、長期寿命においても大きな優位性を持ちます。
4. 幅広い使用温度領域
高温雰囲気下での剛性が高く、さらに低温領域では一般の強化樹脂とは異なり衝撃強度が低下せず、 幅広い温度領域で最適の製品設計が可能です。
5. 寸法精度
長い繊維の補強効果により、成形品のそり・変形は短繊維強化樹脂よりも小さくなります。
また、線膨張も小さくなりますので金属部品との勘合や接着などを行なう場合は、短繊維強化樹脂よりも寸法変化やそり、変形についても優位に設計が可能です。
代表的なグレード一覧表
区分 | 特徴 | グレード名 |
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PP ガラス繊維 | 機械強度 |
PP-GF20-01 PP-GF30-01 PP-GF40-01 PP-GF50-01 PP-GF40-02 |
PP カーボン繊維 | 高強度・導電 | PP-CF40-11(L8) | PP セルロース繊維 | 環境対応 | PP-RF40-02(L7) |
PA6 ガラス繊維 | 機械強度 | PA6-GF60-01(L9) |
PA6 カーボン繊維 | 高強度・導電 | PA6-CF40-01(L9) |
PAMXD6 ガラス繊維 | 機械強度 | PAX-GF60-02(L9) |
PAMXD6 カーボン繊維 | 高強度・導電 | PAX-CF40-02(L9) |
PA9T ガラス繊維 | 機械強度 | PA9T-GF50-01(L9) |
PA9T カーボン繊維 | 高強度・導電 | PA9T-CF40-01(L9) |
※記載は代表的なグレードです。これ以外のグレードについては、お問合わせください。
主な用途例
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Automotive車両
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Bicycle自転車
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Pump housingsポンプ ハウジング
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Underground pipe fitting埋設管継手
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Baitcasting reelsベイトキャストリール
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Fansファン
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Pneumatic tool
bodies空圧工具 ボディ -
Motorcycleバイク