ポリプラスチックス株式会社 (社長:塩飽 俊雄、本社:東京都港区) は、液晶ポリマー（製品名：ラぺロス®LCP、以下、LCP)について弊社現地法人のPolyplastics Taiwan Co., Ltd. （本社：台北、以下、PTW）に年産5,000トンの重合プラントを新設する事を決定いたしました。

　LCPは、高耐熱スーパーエンジニアリングプラスチックとして、パソコンやスマートフォン等情報通信機器に使用される電子部品を中心に幅広い産業分野で活用され、その市場は高い成長率で拡大を続けてきました。近年5G設備向けの投資の増加に伴い市場需要が増加しており、今後も5Gミリ波対応の本格化によりLCPの用途拡大が期待されております。

　弊社は、富士工場（静岡県富士市）に年産15,000トンのLCP重合プラントを有しており、PTWではこれまでLCP製品のコンパウンド工程の生産を担ってまいりました。この度のLCP重合プラントの新設を受けて、PTWで重合からコンパウンドまでLCP製品の一貫生産が可能となります。将来的には、PTWのLCP重合プラントを拡張することで、ポリプラスチックスグループ全体として年産25,000トンのLCP重合能力が実現いたします。

増強規模：年産5,000トン
場所：Polyplastics Taiwan Co., Ltd. 高雄工場
稼働時期：2024年上半期

　弊社では、今後急速に拡大が見込まれるLCPのグローバル市場に対応していくため、LCP事業のさらなる成長戦略のもとLCPのトップメーカーとして高性能・高品質・安定供給をもってお客様の信頼に引き続き応えていけるよう努めてまいります。

以上

■PTW社について

　Polyplastics Taiwan Co., Ltd.は、ポリプラスチックス株式会社（出資75%）と長春グループ（出資25%）が出資するエンジニアリングプラスチックの製造、販売を行う合弁会社です（本社：台北、工場：高雄）。