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2021

(ファーミントンヒルズ、ミシガン州)

当社アメリカ子会社のPolyplastics USA, Inc.が、外層として20%のTOPAS®COC（8007F−600)　を使用した「光沢度の高い高密度ポリエチレン容器」について、アメリカにあるプラスチックリサイクル業者協会（The Association of Plastics Recyclers／以下「APR」※）より、Critical Guidance Recognitionの認証を取得しました。
本認証は、TOPASが高密度ポリエチレンのリサイクル工程に悪影響を及ぼすことなくリサイクル可能であるということを意味するものです。

　→TOPAS製品ページ
　→8007F-600グレード物性カタログ

当社は、包装産業のサーキュラーエコノミーに対する需要に応えるとともに、産業界としてのサステナビリティに関する取り組みを支援するため、積極的に必要なデータの取得・収集を行っています。
それを通じて、お客様が取り扱うリサイクル可能な製品の性能を充実させていく素材としてTOPASを安心してご利用いただけるようになります。

今回の認証取得は、昨年ヨーロッパのInstitut cyclos-HTP※ から取得したリサイクル認証に続くものです。
ヨーロッパにおけるTOPASは、フィルムや射出成形用途においてポリエチレン(PE)およびポリプロピレン(PP)と共にリサイクル可能であるとされた業界初の環状オレフィン樹脂(COC)になります。
※Institut cyclos-HTP：リサイクル性に関するパッケージの評価と最適化を行うヨーロッパの大手機関

Polyplastics USAの市場開発マネージャー、ポール・タタルカ氏は、
「TOPASのCritical Guidance Recognitionの認証は、幅広いサステナビリティに関するニーズに応えていくために、リサイクル包装材のソリューションを求めているブランドオーナー、製造業者、加工業者にとって重要な進歩です。TOPASが硬質ブロー成型の用途で高密度ポリエチレン容器に使用でき、リサイクルできることを示す重要なエビデンスを提供できるようになりました」
と述べています。

20% のTOPASを外層に使用してブロー成形を行った高密度ポリエチレン容器は、非常に厳しい試験条件をクリアしており、認証において最も厳格なHDPE-CG-01試験およびbottle-to-bottle試験のガイダンス基準を満たしています。
本認証は、ユーザーが包装材に関する諸問題に取り組むうえで役立つ情報を提供するものであり、ユーザーの素材選定を助け、リサイクル工程の品質を向上させることを目指しています。

当社はさらに、パーソナルケア用品向けの押出しブロー成形(EBM)された剛性容器を開発するために、お客様とともに積極的に取り組んでいます。
APRとも連携し、フレキシブルフィルムのリサイクルにおけるCOCの使用に関する重要なガイダンスも策定していきます。

■プラスチックリサイクル業者協会（The Association of Plastics Recyclers／「APR」）について
APRはプラスチックリサイクル産業を代表する国際的な業界団体です。
業界全体にわたる会員企業がプラスチックリサイクルの実現に取り組んでおり、本協会への参加を通して産業界の未来を形成しています。
詳細はwww.plasticsrecycling.orgをご覧ください。

■TAP社について
TOPAS Advanced Polymers GmbHは、ポリプラスチックスの連結子会社で、その卓越した純度とガラスのような特性により医療・光学・包装材・電子部品用途に用いられるCOC樹脂（環状オレフィン・コポリマー）の世界有数のメーカーです。
TAP社が製造するTOPAS®COCは、ウェアラブルなインシュリン投与器から、食品接触フィルム、タブレットやスマートフォンのコンポーネントまでに使われる高性能素材です。
TOPASは幅広く国際的な法規制に対応しており、お客様の今後の開発をより容易にします。
詳細はhttps://topas.com をご覧ください

■本記事に関連するSDGs目標

12. 持続可能な消費と生産のパターンを確保する
14. 海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する
（14 注）TOPASは、既存のリサイクルプロセスと単一材料のポリオレフィンソリューションを支援することにより、リサイクルプロセスの改善に間接的に貢献しています。

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2021

TOPAS®COC、高密度ポリエチレンとのリサイクル性について認証取得（Polyplastics USA）