取組事例Our Approach
2023
ポリプラスチックスが品質保証 高品質なリサイクル材を供給
新事業「リコンパウンディング・サービス」を開始
エンプラ100%循環化を目指す新たな取り組み「DURACIRCLE®」を始動
ポリプラスチックスは、エンプラのリーディングカンパニーとして、エンジニアリングプラスチック(以下、エンプラ)循環化を目指す取り組み「DURACIRCLE®」を始動しました。本取り組みはエンプラの製造・販売という従来のビジネスモデルに捕らわれず、エンプラ100%循環化実現に貢献する、あらゆるサステナブルソリューションを対象にしています。
DURACIRCLE® の第1弾として「リコンパウンディング・サービス」を開始
当社が長年培った材料技術や製造技術を用いて、高品質なメカニカルリサイクル※1材を供給する新事業「リコンパウンディング・サービス」を2023年度に開始しました。
※1 メカニカルリサイクルとは、廃プラスチックを熱で溶かして再度ペレットに加工し再利用する方法で、日本ではマテリアルリサイクルとも呼ばれています。
リコンパウンディング・サービスの特長
リコンパウンディング・サービスは、従来のリサイクルとは一線を画します。高品質を求められるエンプラでは困難とされる「水平リサイクル※2」への適用を狙って「リコンパウンディング」と称しました。なお原料は当面の間、製造履歴をトレースでき、かつ環境負荷物質が混入する懸念のないプレコンシューマー材※3を想定としています。
※2 水平リサイクルとは、例えばペットボトルを回収して再びペットボトルにリサイクルするように、製品を同じ製品にリサイクルする方法です。
※3 プレコンシューマー材とは、ランナーや不適合品など、消費者に製品が渡る前の製造工程で発生したリサイクル原料のことで、ポストインダストリアルリサイクル(PIR)とも呼ばれています。
当社は今後、日本国外への展開を図るとともに、より活用の難しいポストコンシューマーリサイクル(PCR)材の再生技術や、ケミカルリサイクル技術の開発、バイオマスを介した炭素循環、その他のあらゆるエンプラ循環ソリューションの開発を検討しています。引き続きポリプラスチックスのサステナブルソリューションにご期待ください。
(2024年10月8日更新)
【関連情報】
◆「DURACIRCLE®」 サステナブルソリューション特設ページ